2021/04/23

Honda S660ファーストインプレッション(前編)

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軽自動車のサイズにミッドシップレイアウトという稀な存在。日本のメーカーでしかありえないパッケージングを実現したHondaには敬意を表する。またこのクルマを企画したのは若手モデラ―の楠本氏、この逸話は色々なところで紹介されているので割愛するが、そんな若者のチャレンジ精神を大切にする文化がHondaファンの心に刺さる。この度Honda S660のオーナーとなった筆者の感じるままをレポートしたいと思う。

購入したグレードはα。巷ではモデューロXの出来の良さにこちらの購入を勧める声も多いが、家族持ち会社員の筆者には高嶺の花(笑)。そして何よりそれを乗りこなすような腕も持ち合わせておらず、等身大で楽しめるαを選択した。


【エクステリア】

S660の外観の第一印象は小さくて低い。試乗していたときからわかっていたが愛車を目の当たりにして再認識した。全長3,395o×全幅1,475o×全高1,180o、マイクロスポーツカーとはよく言ったものだ。特に全高の低さは特筆ものでカッコよさを際立たせている。

ボディカラーはフレンチブルーパールをチョイス。エスロクと言えば、イエローかホワイトでしょ!と言われそうだが敢えて希少色を選ぶところがへそ曲がりなところ。しかし侮るなかれ、このカラーは日向では鮮やかなブルー、日陰では深みのあるブルーと二つの顔を持っている。それがこの小さいボディを惹き立ててくれる。


クローズ状態


クローズ状態


オープン状態


オープン状態



【インテリア】

コックピットはミニマムだ。筆者は身長172pの中肉中背なので頭がつっかえることは無いし前後方向のドライビングポジションも問題ない。だが左右方向がかなり窮屈なのは否めない。肘や膝がドアの内張りやセンターコンソールに当たるのだ。そして当たると痛い。S660の室内はプラスチックのオンパレードで硬い。春を迎え薄着になって気が付いた、ガシガシ当たって骨に響く。せめてドアの内張りはソフトパッドにして欲しかった。

αはマイナーチェンジをして、ハンドルやシートがアルカンターラを使用したものになった。シートは滑らずしっかり身体をホールドしてくれて乗り心地もgoodだ。ハンドルも同様に滑らず握り心地も良いが、手汗を吸収してしまうので長く使ううちにどうなるかが少し心配。本革ならば使えば使うほど馴染むがアルカンターラは果たしてどうなのか様子を見ていきたい。

これまで助手席に乗ったのは妻と娘たち。彼女たちに印象を訪ねると思いのほか快適だそうだ。妻は身長163pの細身。足元が窮屈かと思いきや、しっかり足を延ばせて広いとの感想が帰ってきた。フロントにエンジンが無い恩恵だろうか。

助手席に人を乗せたときの運転席側の印象としては、細身の人を乗せる分には問題ない。しかし先ほども述べた通り左右方向が窮屈なので、私と同じくらいの風体の人が乗るとお互いの肘が当たりそうでストレスになるだろう。助手席に乗せる人は限られるというのが率直な感想だ。


運転席


助手席

スカイアクティブサウンドシステム(リアスピーカー)

タイトなコックピット

アルカンターラ巻きステアリング

アルカンターラ素材のシート


インテリアについてはまだまだ伝えたいことがあるがファーストインプレッションなのでまたの機会にして次は走りに移ろう。

次回後編へつづく

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