2021/03/17

原付免許を取るのだ

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中の人の息子が16の春休みになったのでそそのかしてみた。
以下、本人のレポートをお送りします。
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初めは、ほんの出来心からだった。
 コロナ騒動で出かけることもなく暇を持て余していたころのこと・・・

 気まぐれに何かの試験か免許の勉強でもしてみようかという話が持ち上がり、
予てより頭の片隅に置きっ放しだった“原付免許”にやっと目を向けた。

 試験場でペーパー試験に合格したら、実技講習を受けて即日免許公布!
とはネットの情報だが、親にも似たようなことを聞かされていたので、
なるほど簡単そうだ と、かなり軽率に勉強を始めたのである。


そこで利用したのが【ゲンチャレ!
その他原付免許取得用の参考書たち。

 あまり難しいことは多くはなかったけど、
似たような道路標識が多くて少し手こずりましたね(汗

 ゲンチャレは本番式(2択50問 最後2問のみ3択イラスト問題)で出題してくれる。
 間違っても正解しても解説してくれるのがありがたかった。


 そんなこんなで2〜3週間ほど勉強していざ本番へ(軽率)

 持ち物は以下の通り
・住民票の写し
・本人確認書類(保険証、学生証 など)
・申請用写真 (縦3cm,横2.4cm)
・手数料 受験料     1,500円
     免許交付料   2,050円
     原付講習受験料 4,500円

 両親には会場まで見送ってもらい、意気揚々と入場。
受付のおじちゃんから申込用紙と共に有り難いお言葉を頂く。

「頑張ってね、結構落ちるからね」
 一言余計である。

 なんてことをして下さりやがったのだろう。
苦笑いしか出て来ないじゃないか。

 というのは半分冗談で、実際 落ちる人が多いのは本当らしい。
 受けた人の半数近くが落ちる といった情報を、事前の調べでも見た気がする…

 そんなわけで心を決めて手続きへ。
適性検査と受験料の支払いを終え、いよいよ試験本番である。
ここで払うのは受験料だけで、残りは合格が決まってからだそうな。

 同じ試験会場で別免許の試験も行っているらしく、それでも会場の席が埋まりきらない程度の人数だった。原付の免許を受験していたのは僕の他に数名、後ろの席にしか人がいなかったので詳しくは分からないが・・・

 そして試験は始まる。
かなりの緊張感の中、与えられた時間は30分。その中で50問の問題を解く必要があるので、結構時間はない。その上間違えていいのは5問だけ。

 これは確かに・・・舐めてかかれば確実に、死ねる。

 30分。時間の許す限り隈なく見直し、しかし自信が無い問題が約2問。
若干の不安を残して、試験時間は終わってしまった。

 しかし2問。
合否はともかく安全圏ではあるので落ち着いて深呼吸しよう。ヒッヒッフー、ヒッヒッフー

 会場を出され、結果発表まで暫し待つ。
マークシートを機械で判定するので、結果が出るのは早いのだ。

 時間が来て、試験会場に戻り席に着く。皆 固唾を飲んで発表を待つ。
果たして結果は・・・


_人人人人人人人人_
>  !!!!合格!!!!  <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

 やりました!やり遂げました!!!!

 出入り口から見える両親にグッドサインを送り、ウッキウキで次のステップへ。

しかし驚いたことに、今回の合格者は何と___僕を含めて3人。
ホントに結構落ちるじゃん・・・危ない

合格者は全員 受付に送られ、残りの手数料(免許交付料 + 原付講習受験料)を支払い写真撮影。これが免許に使われる。

 続いては実技講習。
背胸部プロテクターとヘルメット、軍手を支給され、3人並んでコースに行く。

 並べられた3台の原付。
それぞれが横に立ち、まずはスタンドのかけ方、降ろし方を学ぶ。
 それが終わると今度は発進と停止。試験官方の監修のもと、10往復程して体が慣れると今度は実際にコースを走ってみる。一定の車間距離を保ちながら、先頭を走る試験に続いてゆっくりとコースを回っていく。平均時速は約20km/h。蚊が止まるとは正に((

そして講習は唐突に終わる。
・・・嘘だろ?こんなんじゃ公道 走れないよ・・・!
と、いうことで今後暫くは父同伴で運転練習をすることが確定。

戻ってくると、今度は配布資料と一緒にムービーを見る。
原付に乗るうえでの心構え、的な内容のものだった。
↓配布資料はこんな感じ

 ひとしきり座学を終えると、遂に免許証が公布される。
 


まだ原付しか乗れない状態だけど、これだけでなんか感動・・・

 そんなこんなで長い1日を終え、迎えに来てくれた両親と合流、家に帰る。

そして帰宅後・・・

これから車の免許を取ろうと教習所に通い始めた姉に、
全力のドヤ顔( ・´ー ・`)で「原付」と書かれた免許証を見せびらかす。
全力で調子に乗り散らかしたのだった。


 兎にも角にも、これにて僕も原付に乗れる。
行動範囲は格段に広がるし、
自転車で30分かけていた道のりも 所要時間はその半分になる。
米袋だって余裕で運べる。もはや無敵と言っても過言ではない。(過言である)

 とはいえはしゃいでばかりでもいられない。
何せ「原動機付き自転車」と言えど、バイクはバイク。エンジンが付いているのである。
今まで自転車に乗っていたのとはワケが違う。
事故に遭った時の危険性は跳ね上がるし、責任も大きくなる。
覚悟を持って臨まなければならない。

 しかしまぁ、かく言う僕もこの時までは、
どうせペーパーライダーにしかならないんだろうと思っていた。

そう、この時の僕はまだ知らないのである。
まさか免許を取ってたった4日で、カブを買うことになるなんて・・・


続く

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