2021/04/14

Honda S660 納車

去る二月某日、私は電車に揺られていた。慣れない駅の乗り換えでしくじり電車に乗り遅れるトラブルはあったものの目的地は着実に近づいている。そう今日はHonda S660の納車日である。納車前日はいつもならワクワクして眠れないものだが今回はよく眠れた。それどころか何故か高揚感はなく、あー今日が納車か、と落ちついた気持ちであった。


実は今回お世話になったHondaディーラーさんは遠方にあり、全て電話とメールのやりとりで事を済ませていた。オンラインで全て完結しておりなんだかバーチャル過ぎて実感が湧かなかったのかもしれない。その経緯はまたの機会に書きたいと思う。

最寄りの駅に着くと担当のNさんが待っていてくれた。Nさんの運転するFITに揺られお店に到着すると、フレンチブルーパールのS660が目に飛び込んできた。そこで急激に感情が沸き立ち凄まじい高揚感が押し寄せた。

これが新しい我が相棒かっ!


納車手続きをしている最中もちらちらと目が行ってしまい集中できない。無事手続きが終了して、さあ出発だ。およそ8年ぶりのマニュアル車である。高校時代に自宅のアクティトラックでマニュアルの練習をしたのも遠い昔。教習車のローレルを経て、自分で所有したマニュアル車はこれが3台目。ランドクルーザー70、PEUGEOT206SW、そしてこのS660。見送りの方々に見守られながら初めてのクラッチを繋ぐのはめちゃくちゃ緊張する。煽り気味にアクセルをふかし無事エンストすることなく店を出た。
1速2速と変速していく感覚は身体が覚えているんだと実感。
近くのコンビニの駐車場を拝借してさっそくオープンにしてみた。やはり屋根が無いのは気持ちいい。帰りの道中130kmをこのまま走ることを決意。


高速道路100q、一般道30q程度を納車当日に走り切る稀な体験をした。
時速80〜100qで走る分にはオープンでも問題なかったように思う。風の巻き込みは多少あるが嫌な感じでは無かった。オプションで付けたスカイアクティブサウンドシステムのおかげもあり、お気に入りの楽曲を聞きながらのドライブは実に爽快であった。隣の車線を走るクルマの方々が奇特な人を見る目で私をチラ見するのは気にせずいこう。

クルマは小さいが直進安定性も良いし、ターボのおかげでトルクが十分なので追い越し加速も申し分ない。どこかのインプレッションで読んだとおりだ。


オプションで付けた用品の代わりに外したものを段ボールに詰めて持ち帰る。担当のNさんは事前に助手席にちゃんと載る段ボールの採寸をしてくれるという念の入れよう。たしかにこれ以上大きかったら入らないなと思う絶妙な大きさ。

そして困ったのがトイレ休憩。一度オープンにしたら最後、トイレ休憩ごときで屋根を付けようとは思えない。いちいちフロントから幌を出すなんてマメさは持ち合わせていない。まあいいやで開けたまま用を足しに行くことにした。おひとり様仕様のエスロクとトイレの相性は悪いとお伝えしておこう。

楽しく道中を過ごしながら徐々に家に近づいてくるが、ガソリンメーターがあと3メモリなのに気付く。降りる予定の高速出口まであと2つ。降りたらすぐ入れようと思いながら過ごすとみるみる減っていき結局1メモリになってしまい焦ってひとつ前の出口で降りる羽目になった。そうだエスロクの燃料タンクはものすごく小さいのだった。

少しヒヤッとしたものの無事給油して後は下道を走ることにして気分を変える。そして家に到着した頃には日もとっぷりと暮れていた。

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