特集●NEWライフのエアバッグ うずまきエアバッグ? 小柄な方も、背の高い方も、しっかりやさしく守りたい

Hondaは、1987年に国産車初のエアバッグシステムを
開発して以来、さまざまな技術を生み出してきました。
新型ライフに搭載された新しいエアバッグは、
うずまきのようにひらくエアバッグ。
正式名称は運転席用i-SRSエアバッグシステム
〈連続容量変化タイプ〉で、特徴は
「早く」「やさしく」「長く」ふくらむこと。
さまざまな体格の方のことを考えて開発されました。
今回は、新しいエアバッグ開発に向けた
研究者の熱い想いと
世界初の技術をわかりやすく解説します。

※SRSエアバッグシステムの「SRS」は、サプリメンタル・レストレイント・システム
(Supplemental Restraint System)の略でシートベルトの補助拘束装置の意味です。

開発者インタビュー ~Hondaは安全にこだわり続けます~

長井 誠さん

長井 誠さん

株式会社 本田技術研究所
四輪開発センター 第4技術開発室
第4ブロック 研究員

娘を持つ父親として、より自信を持って勧められるエアバッグを。

人を守るエアバッグだからこそ人を傷つけたくない―
Hondaは常にこの強い想いをもって、エアバッグの開発を行っています。
国内の車の安全性を評価する基準にJNCAP※1があります。これは身長175cm、体重85kgの
成人男性※2を想定したダミー人形で衝突テストを行い評価するものです。
Hondaはこの衝突テストに加え、さらにエアバッグ近くに座る小柄な乗員を想定した
衝突テストやエアバッグの衝撃力の測定など、世の中で起こりうるあらゆる事故を想定し、
評価を行い、より高い安全性能を追及しています。
今回開発した新エアバッグは、娘の父親である私自身が娘に自信を持って勧められるもの
を作り上げたと自負しています。

※ 1 JNCAPは、Japan New Car Assessment Programの略で、車の安全性能評価という意味です。

※ 2 フルラップ前面衝突試験およびオフセット前面衝突試験の場合。

相反する2つの課題に取り組み続け、新エアバッグを開発。

万一の衝突時、エアバッグはまばたきの約半分の時間でふくらみ、乗っている人を適正な
力で受け止めなければなりません。そのため少しでも早く、また長くエアバッグをふくら
ませたいのですが、早く、長くふくらませようとすると、飛び出す力が強くなったり、
エアバッグが硬くなり過ぎたりするなど、人に与える衝撃が大きくなります。
エアバッグの「保護性能」と「低衝撃性」は相反する関係にあるのです。Hondaはこの
相反するテーマを高い次元で両立させるために取り組み続け、その成果の1つとして、世界初の
運転席用i-SRSエアバッグシステム〈連続容量変化タイプ〉を生み出しました。

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運転しているお客さまにどんなメリットがあるの?

世界初の〈連続容量変化タイプ〉の運転席用i-SRSエアバッグシステムは「早く」「長く」「やさしく」
ふくらむことで、ドライバーの座っている位置や体格、衝突の状況に
幅広く対応できるようになりました。

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なぜ、「早く」「長く」「やさしく」ふくらませることができるの?

新しいエアバッグは、「保護性能(人を受け止める性能)」「低衝撃性(人にやさしい性能)」という
相反する2つのテーマを高い次元で実現するため、これまでのエアバッグになかった「うずまき状の縫い目」
「排気制御弁」を設定しました。

[うずまき状の縫い目]

ふくらみ方をコントロール

ガスの圧力によって、うずまき
状に縫われた糸を内側から
外側へ切りながら連続的に
容量を拡大していきます。

うずまき状の縫製 ~効果~

  • ●エアバッグの飛び出しを抑える
  • ●エアバッグの内圧を素早く高める

[排気制御弁]

ガスの排気をコントロール

新しいエアバッグ

エアバッグのふくらみ始めから排気
が始まる従来のタイプに対し、
新しいエアバッグはふくらみ終わる
まで排気制御弁によってガスの
排気を止めます。

従来型

排気制御弁 ~効果~

  • ●エアバッグの内圧を一定に保ち、
    長くふくらませることができる
  • ●ガスの出力を抑えることができ、
    エアバッグの衝撃力を減らす

★より詳しい説明は「Honda テクノロジー図鑑」でご確認ください。

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