50周年誌

50周年誌 page 18/20

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Honda Cars Yokosukanishi 50th Anniversary人類のたくましさを知った。リマでは日本大学水産学部教授のアパートに泊めてもらい、リマ市内観光を楽しんだ。スぺイン統治時代の旧市街や天野考古学記念館を案内しても....

Honda Cars Yokosukanishi 50th Anniversary人類のたくましさを知った。リマでは日本大学水産学部教授のアパートに泊めてもらい、リマ市内観光を楽しんだ。スぺイン統治時代の旧市街や天野考古学記念館を案内してもらい、先生の紹介で、トルコ航空でデンマークとコペンハーゲンに一泊し、南回りのイスタンブール経由でパキスタンとカラチに一泊、バンコク乗り換えで帰国した。Hondaの優秀販売店大会では、いつも女房とラスベガスやハワイ、ロス、サンフランシスコ、ゴールドコーストなどのデラックス旅行に招待された。夫婦個人では、イギリス、ドイツ(ベルリンの壁やマイセンの陶器、ノイシュバンシュタイン城を見物し、ミュンヘンで本場のビールを飲みながら、オーストリアのウィーンまで国際列車の旅)、フランス(パリのルーブル美術館、ベルサイユ宮殿、モン・サン=ミッシェル修道院)、イタリア(ローマ、バチカン、ベニス、ミラノ、ナポリ、アッシジ)、スイス(アルプスのユングフラウ鉄道の絶景)、デンマーク、ベルギー、オランダなど。北欧のスウェーデンとノルウェーは、フィヨルドの風景とベルゲンの港町が気に入り、二度も行った。スウェーデンのストックホルムからフィンランドのヘルシンキまでのバルト海クルージングもした。さらに、東欧ハンガリー(ブダペスト)、チェコスロバキア、ポーランド(ワルシャワ)、ギリシャ(アテネ、オリンピア)。エーゲ海クルーズ、エジプト(ピラミッドやルクソールのアブ・シンベルの遺跡)、カナダ(トロント、ナイアガラの滝、カルガリー、ジャスパー、バンプと、カナダ横断鉄道でバンクーバーまで)。東南アジアでは、タイ、マレーシア、シンガポールまで鉄道の旅をして、オーストラリア(シドニー、メルボルン)、ニュージーランド(オークランド、クライストチャーチ)、インドネシア、バリ島、ベトナム、フィリピンなどを訪れた。中国は六回も世界遺産を巡り、最後は一週間の長江下り。七〇歳の記念には、家族全員でサイパン旅行に行った。Hondaの招待でゴールドコーストのロイヤルパインズ・ゴルフ場でプレー中に、女房の調子が悪くなり、それから病との闘いが始まったようだ。PAGE 015労して働いて頑張った人達、それぞれ生き方は違っても、明治・大正・昭和・平成の激動の時代を過ごした友人や知人が力尽きて去って行くことに寂しさを感じる。Hondaの仲間も一人減り二人減り、人生の空しさを感じる。将来を夢見て一生懸命に働き、頑張って来た仲間たちとの別れが本当に残念だ。横須賀へ来てからの六三年を振り返り、思い出すままに綴った。ドラマと悲恋が展開した人生だったかも知れないが、元気で生きてこられたことに感謝したい。幸福な現在だからこそ、思い出すことが出来たかもしれない。まだまだ思い出しながら綴って行きたい。苦―「自身の病い・家族の死・友人との別れ」―のんびりゆっくりと現在(2013 年)